GW最終日練習会に出かけたが、この日の練習会は、演奏時間確保のため人数制限が設けられ、演奏時間が公平に割り当てられ、演奏中は静かに聴き入る、とてもゆったり落ち着いた会。
会の開始早々、私が一順目に弾く予定だったブラームス間奏曲を最初の順番の方が弾かれ、多声の弾き分けも歌い方も流れもタッチも何もかも音楽そのものが私とは全く別物の演奏に圧倒されるばかり。
しかしレポートリーに乏しい私は臨機応変に曲目を変更することなど到底できるはずもなく1順目の演奏前に逃げ出したくなってしまった。
2順目の演奏を終えると、とっとと家に帰って呑んだくれたい想いを更に強く抱き、
そして3順目の開始、こともあろうにその方はまた間奏曲を弾かれ、ただでさえレパートリーの無い上、間奏曲を弾くのも憚られただただ困り果てる。
でもまあ自分の演奏が酷いのはいつものこと、参加者の演奏をじっくり堪能でき充実の練習会だった。
練習会を終え二次会でワインを嗜んでいると、レッスン時間の話題が。
私のレッスンは一回30分だが、他の人は30分では時間が全く足りないらしい。
でも私にとっては30分でも長すぎるくらい、とてもじゃないが集中力が持続しない。
先生からの指摘を全部覚えないと申し訳ない思いはあるのだが、
いくつか違う指摘を受けていくうちに、最初の指摘から順番に頭から抜けていってしまい、せいぜい4~5の指摘しか記憶を保持できない。
レッスン直後にメモを取るようにはしているのだが、悲しいことに家に帰って手帳を開いても文字がが読めない。
レッスン中、録音させてもらえればいいのだろうが、
恥ずかしくてそれも言い出せない。
そもそもレッスン後に録音を聞くなんて恥ずかしくてとても出来ないだろう。
発表会演奏の収録CDも怖くて一度も聴いていないものも何枚もあり、
発表会DVDに関しては増え続ける顔面の染みに直面する悲しみを思うと恐ろしくて再生していない。
進歩の無い人生を歩んでいる理由がよくわかる。
でもたとえ進歩がなかろうと現実を直視しない人生の方が幸せなのだろう・・・きっときっと
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